24時間365日の受付体制を確認する

特殊清掃が必要となる状況は、昼夜を問わず突然訪れます。

そのため、24時間365日いつでも相談や依頼を受け付けている業者を選びましょう。

公式サイトを確認すれば、24時間受付や深夜対応可能と明記されている業者を見つけられます。

ペガサスは365日年中無休、24時間体制をとっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

深夜料金・追加費用の透明性を確認する

深夜や早朝の依頼では、通常料金に加え、深夜料金や緊急対応費用が別途発生するケースが一般的です。トラブルを未然に防ぐためにも、見積もりの段階で料金体系を明確にしておきましょう。

また、見積もりを依頼する際は、基本料金のほかにどのような追加費用が発生するかを質問することが大切です。

深夜割増料金の有無、作業内容に応じた追加費用の詳細など、書面で明確な内訳を提示してくれる誠実な業者を選びましょう。

清掃実績と公的な許認可を確認する

特殊清掃は、専門的な知識と技術を要する作業です。

孤独死の現場やゴミ屋敷など、過酷な現場での清掃実績がある業者を選びましょう。

公式サイトの作業実績や、法人からの依頼実績などを確認するのも一つの方法です。

また、清掃時に出る廃棄物を適正に処理するには「産業廃棄物収集運搬業許可」が必須です。

無許可の業者に依頼した場合、不法投棄などの深刻なトラブルに巻き込まれるリスクがあるので、必ず許認可の有無を確認しましょう。

臭いの原因特定

特殊清掃の現場は、腐敗臭や汚物臭など、複数の臭いが複雑に混在しているのが特徴です。

効果的な消臭をおこなうには、まず臭いの発生源を正確に特定する必要があります。

壁紙や床材の裏、建材の隙間など、目に見えない箇所に臭いの元が潜んでいることも少なくありません。専門業者は、長年の知識と経験に基づき汚染箇所を特定し、最適な除去計画を立案します。

孤独死現場に有効な脱臭法：オゾン燻蒸

孤独死の現場などで発生する強烈な腐敗臭には、オゾン燻蒸が効果を発揮します。

オゾン（O3）は強力な酸化作用を持ち、臭いの原因物質を分子レベルで分解・破壊する性質があります。

これにより、一般的な消臭剤では対応できない臭いを根本から除去します。

この作業は人体に有害であるため、安全管理ができる専門業者に任せましょう。

薬剤による臭いの分解・除去

専門業者はオゾン燻蒸と並行して、専用の消臭・除菌薬剤の散布もおこないます。

汚染箇所に直接薬剤を噴霧することで、体液や汚物が染みついた部分の臭いを中和・分解します。

専門業者が使用する薬剤は市販の消臭剤とは異なり、臭いを一時的に覆い隠すのではなく、原因物質そのものを無臭化するのが特徴です。

内装解体が必要な場合もある

臭いが壁紙や床材、さらにはその下のコンクリート部分にまで染みついている場合、表面的な清掃だけでは不十分です。

このような深刻なケースでは、内装の一部解体という手段が必要になることもあります。

臭いの染みついた壁紙や床板を剥がし、汚染された建材を除去することで、臭いの根本的な解決を図ります。

この工程は、原状回復を見据えた高度な判断力が求められるので、作業実績が多い業者を事前に選んでおく必要があるのです。

特殊清掃の料金相場

孤独死現場の特殊清掃費用は、部屋の間取り、汚染の度合い、発見までの経過日数、必要な作業内容など、複数の要因によって決まります。

一般的なワンルームの場合でも、費用は数万円から数十万円までと大きな幅があります。

たとえば、体液の除去と基本的な清掃で済むような軽度なケースでは、5万円からが一つの目安です。

しかし、汚染が広範囲に及び、消臭作業や害虫駆除、遺品整理、内装の解体まで必要になると、20万円を超えるケースも少なくありません。

これらはあくまで相場なので、実際の費用は現場の状況によって大きく変動することを念頭に置いておきましょう。

見積書で確認すべき必須項目

業者から見積もり書を受け取ったら、必ず内訳に目を通してください。

信頼できる業者の見積もり書には、以下の項目が明記されています。

作業内容

具体的にどのような清掃、消臭、解体作業をおこなうかの内訳です。

作業の単価と数量

人件費、薬剤費、機材費などが記載されています。

廃棄物処理費

汚染物の処理にかかる費用です。

諸経費

交通費や駐車場代などの費用です。

もしも「作業一式」などの曖昧な記載しかない場合は、注意が必要です。

あとから高額な追加請求をされないためにも、作業内容と費用の内訳はしっかり確認しましょう。

現地調査による正確な見積もりが重要

特殊清掃の正確な費用は、実際に現場を見なければ算出できません。

電話やメールだけの見積もりは、あくまで概算に過ぎないと考えるべきです。

作業開始後に「想定より汚染が酷かった」という理由で追加料金を請求されるトラブルを防ぐためにも、必ず現地での調査を依頼しましょう。

電話やメールでも確度の高い費用が知りたい場合は、現場の写真や動画を共有したり、間取りなどを事前に詳しく説明することをおすすめします。